うのめたかのめかぼちゃのめ

今までフェイスブックに書いていたものも混ぜたり

美) モネ展 国立西洋美術館

Facebookより

このモネ展に行ったことが、私が美術についてもっと知りたいと思えるようになったきっかけです。下の投稿をしたのは1年前ですが、この時の感動やワクワクは今も忘れられない!

 


その日の感動も気づきも、数日経って薄れていくのがもどかしいから、長々と書いてみる。

数日前、雨の中滑り込みでモネ展に行ってきました。間違えて休館日に行くこと2回、やっと入れた!
寒かったのもあり、結構空いていて快適でした。
同じ印象派の中でもよく比較されますが、人を描くルノワールと、自然を描くモネ、その両方が見られるなんて夢みたいで、事前に色々本を読んで勉強して行きました。...
予習が行き過ぎたのか、会場に入る時はすごくすごく緊張しました。誰かと会うときよりもオシャレしたし!

最初の「並木道」で衝撃を受け、ああやっぱりすごいなあ、ずるいなあと感じました。一つの景色をこれほどの色遣いで描ける力があるなんて恵まれてるなあ。

あとうわーっと思ったのは、ブーダンの「トルーヴィルの浜」 と、モネの「散歩」が並んで展示されているところ。
空が広い!そして写真より本物っぽくて、雲が描かれているのに、晴れた空より澄んでいるのです。
2人が描く空がどちらも良くて良くて、何度も戻って見返しました。

時折展示されているゴッホの絵の色彩に驚きつつ…ゴッホ色覚異常だったというのも分かった気がします。あそこで赤を使おうとは思わない。
あとルノワール「木かげ」。ムーラン〜はお預けだけど、絵が本当に優しいです。で、眩しかった。

「積み藁」
見ているだけで気温を感じる絵でした。どこから太陽が差して、どれくらい暖かい日なのかまで再現されるような。にしても、積み藁で連作をしようと考えるなんて面白い!

「睡蓮」
散々本やネットで見てきたものの、油絵の具の物理的なでっぱりや、質的な奥行きは凄かった。近くで見るとピンクの筋や青の筋なのに、少し離れると睡蓮の花になってるのがさすがだなあと思いました。
昔から、なんで水面を縦線で描いているのが不思議でしょうがなかったのですが、生で見て初めて分かった!池の深さを表すには縦じゃなきゃ駄目だったみたいです。ナルホド。

モネは建物もたくさん描いたようなのですが、自然の景色の方が好きだなあ。

というわけで、すごく濃くて満足な時間を過ごせました。しばらく夢心地。